ラトルスネーク・ヒルズAVA
このアペラシオンは、ラトルスネーク山の丘にちなんで名づけられました。この山の名前自体が、この地域に生息する北太平洋ガラガラヘビ(ラトルスネーク)に由来しています。
東西方向にのびるラトルスネーク・ヒルズは、ワシントン州の多くのブドウ栽培地域を定義する一連の地質学的褶曲であるヤキマ・フォールドベルトの背斜です。ジラーの町を中心とするこのアペラシオンは、ラトルスネーク・ヒルズの南斜面に位置しています。
ラトルスネークヒルズの目立った特徴は、周辺地域と比べて標高が高いことです。標高は850フィート(259m)から3,085フィート(940m)ですが、ブドウの栽培は低地に限られています。このアペラシオンの標高が高いため春と秋の霜のリスクを抑え、くわえて、冬の気温は周辺地域よりも高いので凍結のリスクも限定的です。
栽培地として、ラトルスネーク・ヒルズは赤ワイン用と白ワイン用のブドウ品種がほぼ均等、わずかに赤ワイン用の方が優勢です。土壌はシルト・ロームとロームが主体です。注目すべきは、標高の高い場所にあるブドウ畑が、コロンビア・ヴァレーの産地の多くを特徴づける一連の大洪水、ミズーラ洪水のレベルより上に位置していることです。
ヤキマ・ヴァレーのサブ・アペラシオン(コロンビア・ヴァレーのサブ・アペラシオン)のひとつであるラトルスネーク・ヒルズは乾燥した大陸性気候で、年間降雨量は平均6〜12インチ(152~304mm)です。そのため、ヴィニフェラ種のブドウの栽培には灌漑が必要です。
ラトルスネーク・ヒルズの最も初期のブドウの木は、1968年に植えられました。
- 指定年:
- 2006年
- ブドウ畑:
- 1,807エーカー(731ヘクタール)
- 主な品種:
- メルロー、リースリング、カベルネソーヴィニヨン、シラー
- 年間平均降水量:
- 6~12インチ