Walla Walla Valley AVA

ワラワラ・ヴァレーAVA

Walla Walla Valley

ワラワラ・ヴァレーはオレゴン州と共通のアペラシオンで作付面積の半分強がワシントン州側にあります。州内で最もワイナリーが密集しており、120以上のワイナリーが存在ししています。また、ワシントン州で最も古いワイナリーのいくつかもあります。ブドウは赤ワインが中心で、カベルネソーヴィニヨン、メルロー、シラーが主な品種です。

地図

小麦やタマネギの主要産地でもあるこのヴァレーは、気候的に多様な栽培地域です。この地域は、ワシントン州の多くのアペラシオンよりも冷涼で湿潤です。

降水量は、ヴァレー全体にばらつきがあり、アペラシオンの西部で9インチ(23cm)、ブルー・マウンテンズの麓に広がる東部の境界で22インチ(56cm)です。このため、東部の限られた数のブドウ畑ではドライファームが可能です。ワシントン州では極めてまれです。

ほとんどの土壌は、ミズーラ洪水による緩斜面堆積物と砕けた玄武岩の上にある水はけの良い砂質黄土です。ミズーラ洪水の最大の高さにあたる1,200m以上の土壌は、破砕した玄武岩の上に黄土が堆積しただけのものです。

古代の石畳の川床が南側の地域を線引きしており、谷のオレゴン側にはロックス・ディストリクト・オブ・ミルトン・フリーウォーターと呼ばれるサブアペラシオンがあります。この地域の有名な石畳は、太陽の熱を吸収し、根やブドウの房に放射します。

この谷の気候や土壌の多様性は、谷の南部からブルー・マウンテンズの麓、ミル・クリーク排水路、北部の地域に至るまで、ワインに全く異なる表情を生み出しています。ブドウの生産は赤ワイン用品種が中心です。ワラワラ・ヴァレー、特に渓谷の南部で生産されるシラーは、独特の香ばしい風味が特徴的です。

指定年:
1984年
ブドウ畑:
【総面積】2,933(1,186ヘクタール)/【ワシントン州の面積】1,672(676ヘクタール)
主な品種:
カベルネソーヴィニヨン、メルロー、シラー
年間平均降水量:
7~22インチ

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Through the U.S. Department of Agriculture’s Foreign Agricultural Service (FAS), Northwest Wine Coalition receives Market Access Program (MAP) funding to promote the wines from Oregon and Washington States in international markets.