キービジュアル

ブドウと土地とのマッチング

Matching grapes to place

1850年代、ローグ・ヴァレーで初めてミッション種のブドウが植えられ、1870年代までには200種以上のアメリカやヨーロッパの品種を実験的に栽培していました。 1960年代にはウィラメット・ヴァレーにピノノワールを、そしてピノグリ、シャルドネ、セミヨン、シルヴァーナなどの栽培も行ってきました。 現在、オレゴン州で栽培されているブドウ品種がいくつあるのか、正確に知ることは難しく、少なくとも100種以上とされています。
オレゴンのブドウ栽培の物語は、土地の持つ力を尊重すること。
オレゴン州内には様々な気候や土壌があり、ワイン生産者たちは、ブドウとその土地が有する自然環境との完璧な相性を求め日々実験と改良を続けています。

Pinot Gris

ピノグリ

香り高く穏やかな花のようで、ふわりとレモンや柑橘類の風味漂うピノグリは、ピリッと酸味のある軽いものから、リッチでまろやかなフルボディのものまであります。アルザス・スタイルで醸造される傾向のオレゴンのピノグリは、表情豊かで、熟成の可能性を秘めた複雑なワインを生み出しています。 ウィラメット・ヴァレーとオレゴン州南部で最もよく見られるピノグリは、オレゴン州の栽培面積の14%を占めています。

Chardonnay

シャルドネ

ウィラメット・ヴァレーを中心とするオレゴン州で高い人気を誇るシャルドネは、クリーミーなものからフレッシュで酸味のあるものまで、様々なタイプのワインを生み出しています。 リンゴ、レモン、桃、トロピカル・フルーツの香りが漂うオレゴンのシャルドネは、多様な気候の中で様々なスタイルのものが造られています。
ウィラメット・ヴァレーとローグ・ヴァレーで最もよく見られるシャルドネは、オレゴンの栽培面積の7%を占めています。

Syrah

シラー

一般的に温暖な気候の品種として知られ、オレゴンの穏やかな地域で栽培されたシラーは、豊かな複雑性と深み、そして酸味のバランスが取れています。ワインは濃厚なものが多く、黒に近い深い紫色、噛み応えのある質感と豊かさ、香りはフルーティーというよりはスパイシーな傾向があります。
コロンビア・ヴァレー、オレゴン州南部、スネークリバー・ヴァレーで最もよく見られるシラーは、オレゴン州の栽培面積の4%を占めています。

© Jim Fischer

Cabernet Sauvignon

カベルネソーヴィニヨン

コロンビア・ヴァレーやローグ・ヴァレーなどの適度に温暖な地域で栽培され、厚い果皮を 持つこのブドウは、骨格と熟成能力から酸味とバランスのとれた大胆なタンニンの特徴を成しています。この品種は香り高く、魅力的なフィニッシュを持つことが多く、 中間の味わいを丸みのあるものにするために、タンニンの低い、より「まろやかな」 ブドウとブレンドされることが多いです。コロンビア・ヴァレー、ローグ・ヴァレー、スネークリバー・ヴァレーで最もよく見られるカベルネソーヴィニヨンは、オレゴンの 栽培面積の4%を占めています。

© Carolyn Wells-Kramer

Riesling

リースリング

オレゴンのリースリングはドライかミディアムドライが多く、花やリンゴのような力強い香りが特徴的です。 リースリングは、しばしば畑のミネラル成分を含み、桃、リンゴ、洋ナシなどの風味に出会います。ウィラメット・ヴァレー、コロンビア・ヴァレー、ローグ・ヴァレー、スネークリバー・ヴァレーで 最もよく見られるリースリングは、オレゴンの栽培面積の1%を占めています。

そのほかにも
And literally dozens more・・・

現在、オレゴン州で栽培されているブドウの品種は少なくとも100種以上です。 オレゴン州は、上記以外にもテンプラニーリョ、ピノ・ブラン、ガメイ、ソーヴィニヨン・ブラン、ローヌ・スタイル・ブレンド、スパークリングワイン、ロゼ、 そのほか多くの品種により、食卓や国際的な論壇に重要な貢献をし続けています。

Through the U.S. Department of Agriculture’s Foreign Agricultural Service (FAS), Northwest Wine Coalition receives Market Access Program (MAP) funding to promote the wines from Oregon and Washington States in international markets.