コロンビア・ゴージAVA
ポートランドから東にわずか60マイル(約96m)、コロンビア・ゴージAVAは、オレゴン州とワシントン州の境界に沿ってコロンビア川をまたぐ河川回廊の中心に位置しています。
コロンビア・ゴージAVAの気候は、その推移によって分類されます。コロンビア峡谷の西端、カスケード山脈の近くは、海洋性気候の影響を受けた冷涼な気候で、年間36インチ(約90cm)の雨が降ります。東へ40マイル(約65km)行くと、気候は大陸性高地砂漠へと変化し、年間降雨量はわずか10インチ (約25cm)ほどです。
渓谷全域で、ブドウ畑の標高は海抜0メートルから2,000フィート(610m)までと幅広いため、生育期の気温に大きな影響を与えます。コロンビア峡谷は、カスケード山脈を貫く唯一の海面通過点であり、平均時速10〜20マイル(16〜32キロ)以上の風が持続的に吹き込み、ブドウ畑を冷却・乾燥する力となっています。
このように気候が極端に異なるため、コロンビア・ゴージAVAでは様々な古典的な品種をうまく栽培することができるのです。この地域のワインは、オレゴン州の冷涼な西部地域のワインよりも熟し、より温暖な東部のAVAで自然に発生するものよりも高い酸味と骨格を持つ傾向があります。
- 指定年:
- 2004年
- 総面積:
- 186,610 エーカー (75,520 ヘクタール) 内オレゴン州のみ120,010 エーカー (48, 565 ヘクタール)
- 作付面積:
- 925 エーカー (375 ヘクタール)
- 主な品種:
- 多数の品種(地形や標高により異なります)
- 顕著な土壌:
- 火山性堆積物、ラハール、黄土、シルト、砂