エルクトン・オレゴンAVA
エルクトン・オレゴンAVAは、より広大なアンプクア・ヴァレーAVAの中で最も冷涼かつ湿潤な地域であり、他の大きなAVAとは異なる品種やワインスタイルを生み出しています。エルクトンの街周辺の北部地域は、海洋がもたらす冷涼な気候を享受しています。エルクトン・オレゴンAVAは涼しいながらも、アンプクア・ヴァレーAVAの他の地域よりも穏やかで長い生育期間があり、年間降水量も50インチ(1270mm)ほどと非常に多いです。ピノノワールやその他の冷涼気候の品種がよく育ちます。
力強さ。紫幹翠葉。異彩。
エルクトン・オレゴンAVAは、太平洋から33マイル(53km)内陸に位置しています。この地域は全体がアンプクア・ヴァレーAVAに属しており、さらに大きなサザンオレゴンAVAにも属しています。エルクトン・オレゴンは、アンプクア・ヴァレーの最北端に位置します。この地域の中央を流れるアンプクア川は、ブドウの生育期に午後の涼しい風を吹き込んでくれます。
エルクトン・オレゴンのブドウ畑の土壌は、蛇行するアンプクア川周辺の沖積土や河岸段丘、残留粘土、シルトローム土壌が主体となっています。粘土質の土壌は保水性が非常に高く、その結果、灌漑の必要性が少なくなり収穫量は少なくなります。
オレゴン州南部の他の地域とは対照的に、この地域のワインは冷涼な気候の品種から造られることが多く、ウィラメット・ヴァレーのワインよりも豊かなスタイルで、フルボディで力強い果実の香りが特徴です。
- 指定年:
- 2013年
- 総面積:
- 74,900エーカー (30,311ヘクタール)
- 作付面積:
- 305エーカー (125ヘクタール)
- 主な品種:
- ピノノワール、ピノグリ、ゲヴュルツトラミネール、リースリング
- 顕著な土壌:
- 粘土ローム