リボンリッジAVA
2017年、リボンリッジのワインの88％（33本中29本）が90+の評価を受け、そのうちの89%がピノノワールでした。2018年も、リボンリッジはワインアドヴォケイト誌が評価する全AVAの中で最高得点を記録し、提出されたワインの87%（38本中33本）が90点以上の評価を獲得しました。
素朴。表現力豊か。絶妙。
1980年、Harry Peterson-Nedry（ハリー・ピーターソン-ネドリー）はリボンリッジにある彼のリッジクレスト・ヴィンヤードで初めてワイン用のブドウの木を植えました。2年後、54エーカーの面積にピノノワールとシャルドネを植え、最初の商業用ブドウ園が開設。そして1985年、これらのブドウを使用してヤムヒル・バレー・ビンヤーズが初めてワインを生産します。まもなく、この比較的小さな尾根には他のブドウ畑も作られるようになりました。
リボンリッジAVAは2005年7月1日に設立されました。作付面積はわずか500エーカーのオレゴン州で最も小さなAVAでありながら、世界で最も権威のあるワイン生産地域の一つです。
尾根はチェハレム ・ヴァレーの谷底から683フィート（約9.5m）隆起しており、島のような外観を呈しています。リボンリッジは典型的な丘陵地で、暖かくなるのが早く、夜間の気温の低下が少なく、真夏の暑さが抑えられ、十分な成熟のための一貫した気候が提供されます。このような条件は、ピノノワール、シャルドネ、リースリングのような繊細な品種に理想的な、より長く涼しい生育期間を可能にします。リボンリッジの島のような特徴と周囲の陸地の近さは、ウィラメット・ヴァレー北部の他の農業用微気候に影響を与える極端な現象の数々からブドウ栽培地域を守り、独自の保護として役立っています。空気と水のドレンは各方面に存在します。周囲の丘の上には低い雲がたまりやすい傾向が、また、生育期の初期と後期には谷底に霧が発生する傾向があります。
リボンリッジの地域は主に、ウィラケンジー系列の堆積土で構成されています。ウィラケンジーは、近隣地域の堆積土壌や火山性土壌に比べ、より若く、より細かく、より均一な土壌です。適度に深く、水はけが良いため、高品質ワイン用のブドウの栽培に適しています。バラの花びら、ダークチェリー、土っぽさ、スパイスの複雑さを持つピノノワールはその結晶といえます。
- 指定年：
- 2005年
- 総面積：
- 3,500エーカー (1,400ヘクタール)
- 作付面積：
- 620エーカー (250ヘクタール)
- 主な品種：
- ピノノワール、シャルドネ、ピノグリ、リースリング、ガメイノワール
- 顕著な土壌：
- 海洋堆積物（ウィラケンジー系列）
