エオラ・アミティ・ヒルズAVA
エオラ・アミティ・ヒルズは、ポートランドから南西に1時間のところにある、ワイン生産者、ワインメーカー、そしてワイン愛好家のための憩いの場です。多種にわたるブドウ栽培とプレミアムワインの提供、そして冒険心あふれる豪華なテイスティングルームで有名なこの地域は、荒々しいものから洗練されたものまで、ワインカントリーが提供するあゆる魅力を体験することができます。
涼しい空気が個性を演出する
エオラ・アミティ・ヒルズAVAはウィラメット・ヴァレーAVAに含まれ、オレゴン州の州都であるセイラムの北西に位置します。エオラ・ヒルズの主な尾根は南北に走り、その両側には東西にのびる多数の横尾根があります。この産地のブドウ畑の大半は、標高250~700フィート(75~215m)の場所に広がっています。
エオラ・アミティ・ヒルズの気候は、ヴァン・デューザー・コリドーの真東に位置することから、太平洋の冷たい空気が流れ込むコースト・レンジの切れ目に大きく影響されています。このため、特に夏の終わりの午後の気温が劇的に下がり、ブドウが熟す際に酸を保つのに役立っています。
この地域のワインは、強い酸味としっかりとしたボディ、より濃く、よりエッジの効いた個性を備えています。
セイラムに近いこの地域の農業の歴史は1850年代半ばまで遡りますが、ワインメーカーがこの地域が高品質のワイン用ブドウの理想的な栽培条件を備えていることを発見し始めたのは1970年代になってからです。ヒドゥン・スプリングスのDon Byard(ドン・バイアード)を含む数人の近代的なパイオニアが、エオラ・アミティ・ヒルズにパッチワークのようにブドウ畑を作ったのはこの頃です。その後間もなく、他の生産者もこれに続き、今日この地域では、ワールドクラスの手作りされた冷涼気候性の品種を生産しています。このアペラシオンは、2006年に正式なものとなりました。
- 指定年:
- 2006年
- 総面積:
- 39,200エーカー (15,900ヘクタール)
- 作付面積:
- 3,040エーカー (1,230ヘクタール)
- 主な品種:
- ピノノワール、シャルドネ、リースリング、ガメイノワール
- 顕著な土壌:
- 海洋性堆積物、火山性堆積物