マクミンヴィルAVA
マクミンヴィルAVAのブドウ畑とワイナリーは、同名の町の西側、なだらかな海岸線の丘陵地帯に広がっています。この地域のユニークな地質、気候、地理的条件により、ワイン生産者は常にワールドクラスのワインを生産することが可能となります。ワインを味わい忘れられない思い出をつくるために、オレゴンの、この穏やかなワインカントリーへどうぞお越しください。
魅惑的。衝撃。静穏。
マクミンヴィルAVAはウィラメット・ヴァレーAVAに含まれ、ポートランドの南西約40マイル(65km)にあるマクミンヴィルのすぐ西側、コーストレンジの丘陵地帯に位置しています。地質学的に最も特徴的なのはネストゥッカ層で、マクミンヴィル市の西からコーストレンジ山脈の斜面にかけて厚さ2、000フィート(610m)の岩盤層が広がっています。この地層は、海底岩盤の上に堆積した火山性土壌が風化したもので、この地域の地下水の組成に影響を及ぼすことでブドウの木が強く鍛えられ、複雑な果実を実らせるのです。
周辺地域に比べ、マクミンヴィルは平均して涼しく乾燥しており、霜に強い、高い標高にある(1,000フィート(305m)まで)ブドウ園で成り立っています。南向きの畑は、 Van Duzer Corridor(ヴァン・デューザー・コリドー)から吹く風の恩恵を受け、太平洋の冷たい空気が流れ込み、夕方の気温が下がるため、ブドウの成熟に必要な酸性度の保持を助けます。
マクミンヴィルのピノノワールは、一般的にタンニンの強い骨格を持ち、濃い果実味にスパイス、ミネラル、土のニュアンスが加わり、丸みを帯びています。この産地の白ワインは、明るく果実味豊かなワインです。
- 指定年:
- 2005年
- 総面積:
- 36,900エーカー (14,900ヘクタール)
- 作付面積:
- 750エーカー (305ヘクタール)
- 主な品種:
- ピノノワール、シャルドネ、ピノグリ、リースリング、ピノブラン
- 顕著な土壌:
- 海洋性堆積物、海底岩盤、火山性堆積物