スネーク・リバー・ヴァレーAVA
2007年4月に承認されたスネーク・リバー・ヴァレーAVAは、オレゴン州のワイナリーとブドウ畑の密度は低いですが、アイダホ州としては最も多くのブドウ畑とワイナリーが密集しているのが特徴です。高山の砂漠環境で、素晴らしいシラー、ヴィオニエ、リースリングなどの生産地として知られています。暑い日中と涼しい夜は、ワイン生産者が驚きと喜びをもたらすワインを生産することを可能にしています。
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スネーク・リバー・ヴァレーは、オレゴン州東部からアイダホ州南西部にかけて広がるAVAです。総面積は約8,000平方マイル(20,720平方キロメートル)です。海抜は2,500フィート(760m)から3,000フィート(915m)です。この地域は、太平洋による温暖的な影響から400マイル645キロも離れています。
純粋に地理的観点から見ても、スネーク・リバー・ヴァレーは理想的な栽培条件を備えています。 ワイン用ブドウは、このはっきりとした四季のある気候で育ちます。冬は特徴的に寒く、一見不利に思えますが、実はブドウの木を休ませ、次の季節のために大切な炭水化物を蓄え、虫を駆除し、病気を防ぐのに非常に適しているのです。
オレゴン州のアンプクア・ヴァレーAVAと同じ緯度に位置するスネーク・リヴァー・ヴァレーは、日中の気温差が摂氏30〜40度(華氏16.5~22度)にも及びます。この地域のブドウ畑のほとんどは標高が高いため、太平洋岸北西部の他のアペラシオンよりも気温の変化が激しいです。この産地では、夏の夜間は寒く、日中は暖かいため、ブドウの酸と糖分のバランスがうまく取れています。
この産地のオレゴン側では、ワインはこれまでほとんど生産されていませんでしたが、進化と成長を続けています。世界中の有名なワイン産地と同じような緯度(43°~46°)のスネーク・リバーAVAにはとても明るい未来があります。
- 指定年:
- 2007年
- 作付面積:
- 1,205エーカー (490ヘクタール)
- 主な品種:
- シラー、カベルネソーヴィニヨン、リースリング、メルロー、ゲヴュルツトラミネール、シャルドネ
- 顕著な土壌:
- 地域により異なる土壌