アンプクア・ヴァレーAVA
アンプクア・ヴァレーAVAは、西のコースト・レンジ、東のカスケード・レンジ、北のウィラメット・ヴァレー、南のローグ・ヴァレーの間に位置したユニークな場所です。
この地域はクラマス山脈、コースト山脈、カスケード山脈という、年代も構造も異なる3つの山脈がぶつかり合った結果、生まれた土地なのです。
アンプクア・ヴァレーのワイン生産の歴史は、1880年代にドイツ人移民がこのヴァレーに初めて葡萄の木を植えたことに始まります。
オレゴン州でも多様な気候を持つ地域のひとつで、冷涼気候と温暖気候の品種の両方をうまく栽培しています。
エルトンの町周辺の北部地域は、海洋性気候の影響を受けた冷涼な気候で、年間降雨量は50インチ(125cm)です。ここでは、ピノノワールやその他の冷涼気候の品種がよく育ちます。ローズバーグの北西に位置する中央部では、冷涼品種と温暖品種の両方がよく育つ中間的な気候です。ローズバーグの南側はローグ・ヴァレーやアップルゲート・ヴァレーと同様により温暖で乾燥した地域なので、テンプラニーリョ、シラー、メルローなどの温暖な気候の品種がよく育っています。
- 指定年:
- 1984年
- 総面積:
- 683,300エーカー(280,600ヘクタール)
- 作付面積:
- 3,605エーカー(140,40ヘクタール)
- 主な品種:
- ピノノワール、ピノグリ、シラー、テンプラリーニョ、メルロー、アルバリノ
- 顕著な土壌:
- 河川堆積物、海洋性堆積岩盤、火山性土壌